ビジネスは「非言語」で動く
合理主義思考が見落としたもの
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ビジネス界の最先端では「非言語領域の情報」に対する関心が高まっている。背景には、ビジネス運営の効率化を進めるなかで、 これまでよりどころとしてきた「言語化された情報」の情報量では、もはや不十分との実感があるようだ。 ハーバードビジネススクールのザルトマン教授によれば、人間が言語化できる情報は5%。残りの95%は言語化されない。 言語化情報ばかりを頼りにし、情報の大半を取り逃がしてしまった結果、 「的を射た発想ができない」「適当な判断ができない」「行動の勝手がわからない」といった事態に陥ることが増えてきているのである。 しかし、どうすれば「非言語領域の情報」をうまく使いこなすことができるのか。 本書では、まだその重要性に気づいていないビジネスパーソンに、あらためて問題提起をおこなうとともに、 いまビジネスの最先端で用いられている「非言語領域を活用したビジネスコミュニケーション」を紹介し、読み解く。